お前みたいなヒロインがいてたまるか!

作者:白猫 148(完結)

 

乙女ゲームの正解だと気づいた主人公だが、気づいたときからけっこうゲームと違う内容に。

まず家どおしの確執で虐げられていた自分の母を実家に助けてもらって、メイン攻略者の従妹と仲良くなる。

小学校では少ないながらも同じ前世の記憶をもった親類とか、悪役令嬢っぽいボスキャラな女のクラスメイトと仲良くなる。

中学校ではメインヒロインが従妹であるメイン攻略者に執拗にアプローチしてくるが、それを何とか阻止する。ここで影のブレイン的な敵の存在もあきらかに。

高校になるとメイン攻略者の恋愛、主人公の恋愛がメインで、どうにかくっつけたりを寡作したりが主なストーリーに。あまり乙女ゲームのヒロインは出てこないが、ラストで少し妨害しようとして失敗し、改心する。そしてハッピーエンドみたいな感じ。

 

すべての学年でテスト、運動会、学園祭、修学旅行などが描かれており、その分長くなっている。

主人公はドイツの遠い親戚とくっつき、メイン攻略者は高校から合流するサブヒロインとくっつく。悪役令嬢ぽいのは副会長と、ずっと近くで助けてくれた転生者は得に何もなし。

裏ボスっぽい陰で人が炎上するのを見るのが好きなヒロインの取り巻きの女はばれて今後ずっと監視がつけられて、ヒロインは精神科に通って、これは乙女ゲームではなく現実と理解しいまままで自分が虐げてきた人たちに謝罪。アフターストーリーではそんな彼女に結婚の話が持ち上がる。

 

かなり飛ばして読んだが、分量がかなりすごいのでそのぐらいでちょうどよかったと思う。